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2017年 03月 11日
腕を上げるアーサナを行う時、どこからが腕と考えますか。
始まりのその考え方、自分のカラダの動きのボディ・マップによって、 あなたの腕の使い方がきまってきます。 肩口だと勘違いしているパターンです。 でも、人形は本当の人体とは、動かせる場所が違うのです! 人形は、肩が動くようにできている場合が多いのですが、 実は人体の腕はもっと精巧です。 まず、肩口に肩関節があり(所謂お洋服の肩のあたりです)、 上腕と肩甲骨と鎖骨が関節を作っています。 関節なので、ここからも腕は動かせますが、 もうひとつ大切なのは、胸鎖関節と言う関節です。 腕が動くときに自分で鎖骨の根本をさわってみてください。 腕が動くときすぐ、鎖骨から動き出します。 この中心/付け根が胸鎖関節であり、腕の根本で、 腕はここから動き、ここが腕の根本ともいえます。 しかし、それを忘れて肩からだけ腕を使うと、 この部分を「動かさないように」体は振るまいはじめるのです。 すると設計されている通りに効率的に腕を使わないと、 胸のあたり、デコルテや肩口のあたりまでの筋肉が「固定状態」を作り始めます。 この固定したまま腕を動かそうとすることが、 腕の動きや全身の動きを制限したり、しばしば肩凝りの原因を作りだすのです。 腕全体の動ける場所を思い出し、全体を使ってあげることが大切なのです。 例えばこんな手順で、カラダを動かしてみてください。 1.鎖骨の付け根、根元を温めるように、手を重ねておいてみる。 2.指でたどってみて肩口、肩の関節、肘、手首、指先まで腕の表側とたどって触ってみる。 3.手の裏側からたどって、腕の後ろ側、脇までを触ってみる。 4.脇をマッサージしながら、手を動かしてみる。 5.腕をぷらぷらとさせてみて、鎖骨の動きを確かめる。 以上のことをやってみて、手をあげるアーサナを試してみてください。 指先から行先を意識して上げてみると、意識してない時とは、 手の上がり方、そして全身の使いやすさが違うはずです。 腕を使うなんて、簡単!と思っている方も多いと思いますが、 よく出てくるアーサナ(ウルドゥワハスタアーサナやダウンドッグなど)のようなものから、 全身を使うアーサナまで、全てに役立つ基本情報ですよ。 頭で理解している、と思っても自分のカラダを使ってみると、 色んな癖が発見できるので、ぜひまずは試してみて下さいね♪ ヨガとこころとカラダのこと、
by yogasouleiado
| 2017-03-11 08:45
| ヨガのアーサナとシークエンス
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