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2014年 10月 03日
今はまだ問題がないかもしれませんが、膝を後ろの方向に固め続けていると、いつか必ず膝を痛めます。 膝の不快な感じ、屈曲するときに音がするなどがある方は、特に要注意! 膝はもともと動ける状態であることが自然で、動くための関節です。 だから、膝の後ろを固めるのは、自然な体の動きには沿ってない状態、形です。 もちろん、自分の体のどの部分を固めるのも人の自由です。 でも、関節を極限に追いつめるような使い方は、長くヨガをしたい人にとって、賢明とは言えません。 動きの効率的にも落ちます。試しに実験を行ってください。 その場で立ちましょう。 膝を固めてロックします。そこから、英雄のポーズを取ってみます。足を踏み出し、腕をのばしてみて下さい。 次に、膝を一度曲げてから、頭を意識しながら体をゆるやかに伸ばします。そこから一歩、横に踏み出し同じようにポーズをとってみます。 どちらの方が、腕を広げやすいですか。どちらの方が、腰、背中への衝撃が少ないでしょうか。 あなたの膝は、この状態についてどう感じるでしょうか? 膝は、どこからも干渉されず、自然な状態にあるとき、緩やかに曲がっているものです。 同じように、肘も、緩やかに曲がっています。これこそが身体のデザインなのです。 足はたいてい、地面に接していて支える役割も大きいので、 ひとは、膝を後ろ向きに固めて、筋肉を休ませるようなポーズを取りがちです。 (こちらの方がラクに感じる人もいるかもしれません。) ですが身体デザインの真実はというと? 膝は、頭、脊椎&股関節が全体パターンとして調和を保っているとき、 自然に緩やかに曲がっているのです。 さて、これを読んでいる方は、こんな風に思うかもしれませんね。 「よし!ためしに膝を意識してまげて見よう。」 でも、ご注意ください。これは大きな間違いです。 こうした部分にとらわれすぎた考えは、体全体のパターンを無視しがちになります。 膝は身体全体の設計図の一部です。 膝の真上には、骨盤があります。つづいて脊椎、胸&頭です。 これらすべてはそれぞれのポジションを守っています。 そして互いに影響し合っています。 自分の膝を意図的に曲げる必要はありません。 そんな意図は状況をますます混乱させるばかりで、何の改善にもなりません! ここで、みなさんに立つときの膝について知るための実用的なプランを紹介します。 膝を後ろの方向へ固めたとき、2、3歩歩いてみてください。 何が起こっているのか気づきましょう。 歩くのをやめたそのとき、膝を後ろの方向へ固めていませんか? この実験を数回繰り返してみてください。何が起こるのかを見てください・・・ ほとんどのひとが膝を後ろの方向へ固めますが、 そう、あなたは実に歩くのを止めた瞬間に、膝を後ろに向かって押しているのです。 そこで、やってみるといい新しい動きのプランは一つ! その瞬間にこそ決意をこめて「膝を後ろに向かって押さない!ことです。 膝に干渉せず、あるがままにさせておこう。」と考えてください。 これこそが 「やめていく」「癖を手放す」やり方です。 これはアレクサンダーの重要な発見のひとつでした。 BodyChanceメソッドを使った当スタジオでは、体全体の動きをみて、調和のとれた使い方を皆さんに教えています。 一人でなかなかわからない、という方は、ぜひ体験に来てくださいね。 ずっと効率的な体の使い方がわかります!
by yogasouleiado
| 2014-10-03 09:34
| ヨガのアーサナとシークエンス
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