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2014年 10月 29日
ダウンドッグのコツ2(1はこちら)は、心地よく、自然に背中を伸ばす方法です♪
ダウンドッグで上手く背中が伸びない、または「手首が痛い」理由は、手のつき方、腕の使い方の影響が考えられます。 そもそも、実はアーサナが取りにくい理由となる余計な動きは、ポーズを始める前にやっていること、思っていることにあることがほとんどです。 人間の手、腕の使い方のイメージが、本来と違っていて、手のつき方が体のシステムにあっていない場合があります。(これをBodyMapの誤解とも言います。この思い違いをとくことは、色んなアーサナ改善に役立ちます。) よくある「体を固めた」手の使い方は、肩先から腕があるかのように、ぶんっと前に棒のように前にだし、 両手に思いっきり力を入れてつくこと。ひじ関節などせっかくある体の色んな関節を使わず、一部だけを使う手のつき方です。 スタジオによっては、「手をしっかりと地面につくように!」と指導するところもありますが、頭と脊椎の関係を上手に使えてさえいれば、手も十分に必要なことをしてくれるものです。既に重力があるので、手は地面につこうとするはずです。 手をあえてしっかりつこうとあらかじめしない方が、床に密着して付けます。上手に脳と頭を使うと自然に必要な力が出るのです。 棒のように腕を使うと、腕の動きを制限され、力が垂直にかかり、背中側までつながっている腕の筋肉がロックされます。 こんなことをやめたいとき、いくつかのコツがあります。 1.動くために体全体(特に手先まで動きに使える全て)を思い出してあげること まずは指先、手先、手首、肘、肩などをデリケートに動かしてみて、動けることを思い出してから使うことです。 実は、使える関節が沢山あるのに、普段使っていなかったり、一部だけを使う癖があると、「稼働する」ことを脳から指令しないと使えてないことがあります。 指先を見つめて、指、手、手首、肘、肩、全ての関節を目でみながら、一つ一つ優しくできるだけデリケートに動かしてから、ダウンドッグに取り掛かる、そんなことでも大きくアーサナが変わります。 そして、手は重力で自然に着くことさえできれば、自然に手のひら全体が床に付きます。 「手を広げて床に力強く着こうとする」、ことと自然に手が床に広がってつくことは全く違います! 広げようとしたり、力を入れることを意識すると、既に余計な緊張がはじまってしまうからです。 2.動きのリーディンエッジを思ってから始めること。 すると、必要な力を必要なだけ、しっかり使えます。動きの先端がどこに行って、何をしたいのか、動きのプランを明確にしましょう。 指先から、こちょこちょと動かしてみて、カニが前に行くように、歩かせてみて、手のつく位置まで持って行ってみる、そんな実験も役立ちます。(余計な体重をかけないでも手は付けることがわかります。) 3.運動の方向性 例えば「かかとがあがる」「おしりを突き出す」「膝を伸ばす」などの部分に気が行くことが多いのですが、 仙骨あたりがトップになって、体が重力を利用して伸びていくことをイメージします。 頭と脊椎を自由に動ける状態をただ思うと、実際に全身で呼吸をすることで、自然に体が動きながら重力とのバランスを取り出します。 背中側、お腹側、胸、全部使って呼吸は自然に入る。 その流れのままに、拮抗する力をを思って、おしりを持ち上げると、自然にダウンドッグはできてしまいます。 ゆっくり体全体に空気が入ってくるのを、ダウンドッグで待ってみることも効果的です。 ぜひ、試してみてくださいね。 手首を痛める理由、以前書いたものもぜひみてくださいね。こちら! BodyChance Yoga Friendに登録して「ヨガでよくある7つの動きの勘違い」の小冊子をダウンロードしよう!
by yogasouleiado
| 2014-10-29 20:55
| ヨガのアーサナとシークエンス
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